その発想はありませんでした。今の時代、ETCだとかなり割引されていて、代々木・代官町の6.4kmであれば、370円です。現金だと1300円です。タクシーは当然ETC。そして「よろしくお願いします!」と言いながら車内で書類を読んでいたら、いつの間にか高速道路に乗っている。そして、いつもの四ツ谷や表参道あたりの混雑に一切巻き込まれることもなく、皇居のお堀端へ。そこから神保町はもうすぐです。そして、なんと11時57分に着いてしまったのでした。しかも料金は3580円。以前は下道を通って3700~3800円ぐらいはしていたのですが、それよりも安い。
しかも時間まで短縮でき、タクシー乗車の「時間」が重要になった今、高速道路を指定するのもアリかもしれません。
自分の重要な「410円」で行ける場所を把握しておくべき
そして、改定料金の「410円」を活かすには、その1メーターで行ける、自分にとって重要な場所をどれだけ知っておくか、ということも重要でしょう。私は某ラーメン店に週1回通っているのですが、始点は「事務所から」ないしは「ラーメン屋の最寄駅から」の2つのパターンがあります。事務所・駅・ラーメン屋は三角形を描いているのですが、この距離がちょうど1メーターの1kmずつぐらいなのです。歩くと12~13分ぐらいかかる距離をタクシーに乗れば3分で着く。大体、ラーメンなんてものは、「食いたい!」と思ったらさっさと食べたいものであり、イライラと急ぎ足で行くようなものではない。
しかも、2人で乗ったら一人あたり205円。帰りはお腹も満たされたため、のんびりと歩いて帰るのでした。この店のラーメンは720円のため、以前のタクシー料金・730円と1杯の値段がほぼ同じだったんですよ。さすがにタクシーに乗っていく時は何らかの罪悪感はありました。
そう考えると「410円」は、「ちょっとした煩わしさ」を回避してくれる絶妙な値段ですね。