打線に爆発力をもたらす選手として期待されるのは任天堂。
「昨年は歴代ナンバーワンの売買代金を記録しました。『ポケモンGO』のように特大ホームランの打てるスラッガーです」(田代氏)
任天堂も1株2万2000円超えの値嵩株である。派手さはないが、小技が光るユーティリティプレーヤーもいる。
「『無印良品』を運営する良品計画は昨年も最高益を更新。内需関連銘柄のイメージが強いですが、実はアジアなどで堅実な実績を残してきました」(田代氏)
ストーブリーグの季節になると必ずといっていいほど加入の噂が出るのが村田製作所だ。確かな技術力を持つ電子部品大手として、スマホ向け製品などでヒットを重ねる打撃には定評があり、球界の村田(修一、巨人)とはちょっとタイプが違う。
「ロボットでも関連需要もある。ベテランではありますが安打製造機としてチームに貢献してくれるはずです」(平野氏)
地方の独立リーグで実績を積み上げてきた、いぶし銀の打者もいる。埼玉県北西部の小川町で誕生し、埼玉県を中心に活動しながら全国に店舗を拡大してきたしまむらだ。同じポジションにはユニクロを展開し、ヘイキンズのクリーンアップを張ってきたファーストリテイリングがいるが、最近は調子を落としている。着実に売り上げを伸ばしているしまむらは加入後のスタメン奪取も夢ではない。