土地は購入するのではなく、通常は借地で展開します。コンテナやトランクルームに向いている土地を自分で見つけて、土地のオーナーに物置を設置することを交渉するのもいいですが、まずはコンテナ投資などを行なっている業者を見つけるのが大事になります。
手間がかからないのに、非常に高利回りのため競争が激化していて、好条件の物件が見つかりにくくなっています。だからこそ、信頼できる業者を見つけることがポイントになります。
実際に問い合わせをしてみたり、定期的に開催しているセミナーや現場の見学会に行ってみたりして目利き力をつけてみてください。
また、こうした投資を小口化し、50万円くらいから買える金融商品もあるので、まずは勉強としてそれを買ってみるのもいいと思います。
【PROFILE】
三原 淳氏:2000年からコインランドリー経営を始め、現在4店舗を運営。その成功体験を生かし、物件探しから運営・管理までコンサルティングも行なう。
その他の新型不動産投資の現状
名前 | 概要 |
Airbnb | 日本でも急激に拡大し、住民とのトラブルが相次ぎ、社会問題化したAirbnb(民泊)。年間の営業日数が180日以下であれば、一般的な住宅でも民泊が可能になるが、上限が設けられたことで儲けにくくなりそう。 |
シェアハウス | 大手の不動産会社が続々参入し、「交流」「共同」をテーマとした大型シェアハウスを建設。個人の不動産投資家は築50年以上などの築古物件の良さを生かした「和風シェアハウス」や「女性向け」など特色を出している。 |
太陽光発電 | 太陽光による電力の買取価格は21円(10kw以上)と、新規参入は儲けにくい。しかし、買取価格36円で約束された太陽光発電所が中古で売りに出てきており、中古市場で権利を買って参入すればチャンスはあり。 | コインパーキング | 車を停めると自動で持ち上がるフラップと精算機で300万円程度から始められるが、土地が必要なため初期費用がかかる。周辺の利用者に認知されるまでの時間がかかるデメリットも。自動販売機を設置するのは有効。 |
バイク倉庫 | 40~50代の中高年のバイク乗りが増えている。お金にも余裕がある世代で、大型・高級バイクが人気。「盗難が心配だから」という需要もあり、「バイク倉庫」のニーズは高い。都心でデッドスペースを活用したい。 |
※マネーポスト2017年春号