アメリカ音楽と日本の縁
松井:アメリカがテーマだというので油断していたら、最後までトリビアの連続でびっくりです。最後はアメリカ音楽のお話で締めくくって頂けますか?
松田:アメリカは西洋音楽という意味ではヨーロッパより後発に見えますが、ジャズ、ブルース、カントリー、ゴスペルなどの音楽を世界中に広めた貢献は大きいですね。しかも、ニューヨーク・フィルが設立されたのは、あの伝統を誇るウィーン・フィルと同じ1842年で、ベルリン・フィルより40年も古いんですよ。
松井:それは意外ですね。日本とのかかわりで言うと、有名な指揮者の小澤征爾さんもニューヨーク・フィルの副指揮者を経て、名門ボストン交響楽団の監督を長く務められましたよね。
松田:ええ、最長記録となる29年間も。それから、現在ニューヨーク・フィル音楽監督のアラン・ギルバートさん(今年退任予定)は、お母さんが日本人の音楽一家で、日本でもよくご家族で演奏されていますよ。
15周年を迎えて
松井:最後に、私からお祝いのメッセージを申し上げます。
セントラル短資FXさんは、この雑誌が発売される3月1日にちょうど設立15周年を迎えられるのですね。益々のご発展をお祈りします。
松田:ありがとうございます。昔で言えば、前髪を切ってやっと元服するのが15歳ごろなので、まだまだ小童(こわっぱ)かもしれませんが、これを1つの節目として、さらに飛躍していきたいと思います。
セントラル短資FXについて
金融機関同士が資金のやり取りをするインターバンク市場で、1世紀以上にわたって取引の仲介をしてきたセントラル短資。そのグループの一員として2002年に設立。安定した経営基盤や長い歴史で培った信用力をバックに、08年にはFX専業会社として初めて長期信用格付を取得。
いつも、松田さんのお話は聞いたことがないもので驚くばかりでした。お料理も毎回おいしくて、仕事なのにこんなに楽しくていいのかと思っていました(笑)。
私にとって本当に貴重な2年間でした。松田さん、本当にありがとうございました。
※「マネーポスト」2017年春号