*08:33JST エフ・コード---第3四半期は大幅増収増益、営業利益は前年同期の約2.4倍に
エフ・コード<9211>は11月14日の大引け後、2024年12月期第3四半期決算(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比94.7%増の3,077百万円、営業利益は同144.6%増の1,016百万円、税引前利益は同140.9%増の939百万円、四半期利益は同115.1%増の606百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同110.3%増の593百万円、四半期包括利益合計額は同115.1%増の606百万円で着地した。営業利益ベースでは、通期計画に対して第3四半期時点で進捗率が75.3%となっている。
同社グループでは、顧客体験を改善するテクノロジー・SaaSを軸に、クライアント企業のウェブサイトにおける顧客体験を向上し、顧客のロイヤルカスタマー化及び継続的な購買活動を促進するソリューションを提供するとともに、近年ニーズが増加するマーケティング・クリエイティブの領域にも展開し、ウェブサイト構築から集客、リピート促進まで一気通貫でのDX支援を行っている。
また、CXデータの質及び量の増強を図ることや、サービスのケイパビリティを拡張させることでサービス間のクロスセル等のシナジーによる収益向上を目的として、M&Aを積極的に実行している。第3四半期連結累計期間においては、2024年1月17日付で株式会社BINKSの株式の一部を取得し、2024年4月1日付でラグナロク株式会社の全株式を取得してそれぞれ連結子会社化した。また、直近においては2024年11月5日付で株式会社SpinFlowの株式の一部を取得して連結子会社化している他、2024年11月12日付で「SNSスクール及びマーケターマッチング事業」を提供する株式会社アクティブが新設分割して設立予定の新会社(株式会社BUZZ)の全株式を同社連結子会社である株式会社SAKIYOMIが取得する旨を公表している(2024年11月28日付で同社の株式取得及び連結子会社化(孫会社化)予定)。テクノロジー・SaaS及び各種プロフェッショナルサービスの受注が順調に推移したことや、前述のM&Aによって連結子会社となったグループ各社の高成長に伴う業績貢献などが好業績の背景となっている。
2024年12月期(IFRS)の業績予想については、売上収益が前期比86.7%増の4,633百万円、営業利益が同107.1%増の1,350百万円、税引前利益が同108.2%増の1,274百万円、当期利益が同69.8%増の822百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同59.9%増の775百万円の計画を据え置いている。ただし、2024年11月5日付で連結子会社となった株式会社SpinFlow、そして株式会社BUZZの全株式を同社連結子会社である株式会社SAKIYOMIが取得することを予定しているが、これらの影響については現在精査中であるため、業績予想には反映されていない。
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