*13:40JST 米国株見通し:下げ渋りか、根強い政策期待で買戻し
(13時30分現在)
S&P500先物 5,974.25(-41.75)
ナスダック100先物 20,905.50(-106.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は100ドル安。米金利は高止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
14日の主要3指数は軟調。高寄り後は下げに転じナスダックは3日続落、S&Pは反落、ダウは最高値更新後の下落で207ドル安の43750ドルで取引を終えた。この日発表された生産者物価指数(PPI)は前回を上回り、13日の消費者物価指数(CPI)と合わせてインフレ再加速が鮮明になった。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が拙速な利下げに慎重な姿勢を示すと売りはさらに強まり、終盤にかけて下げ幅を拡大した。
本日は下げ渋りか。足元のインフレ再加速を背景に利下げペース鈍化を見込んだ売りが出やすい。パウエル氏はハト派姿勢を弱めており、売りを後押ししそうだ。一方、今晩発表の小売売上高は前回から弱い半面、NY連銀製造業景気指数は改善が予想され、景況感が注目材料に。指数は最高値圏のため、週末に向け調整売りが出やすい。ただ、トランプ次期政権の政策期待は引き続き株買い要因となり、相場を支える可能性もあろう。
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