*11:42JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ミルボン、ジョイフル本田、あおぞらなど
良品計画<7453>:2931.5円(+146.5円)
大幅続伸。先週末に次期社長による経営方針説明会が開催されているもよう。評価の高まりにつながっているとみられる。27年8月期までの3カ年ローリング計画によると、営業利益は25年8月期計画の550億円に対して、27年8月期営業利益は790億円を目標としており、年平均成長率10%以上を目指していくようだ。国内出店ペースを維持しながら、東南アジアでの出店を加速する計画。
ジョイフル本田<3191>:1761円(-222円)
大幅続落。751万3300株の売出、112万6900株のオーバーアロットメントによる売出の実施を発表している。大株主であるアークランズや常陽銀行などが主な売出人となるようだ。目先の需給悪化を警戒する動きが先行のもよう。なお、株式需給への影響緩和の観点から、発行済み株式数の3.37%に当たる210万株、50億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は受渡期日の翌営業日から25年5月31日まで。
あおぞら<8304>:2539.5円(-180円)
大幅反落。先週末に第2四半期の決算を発表、7-9月期純利益は43億円で前年同期比17.6%減となり、第1四半期の同11.8%増から減益に転じている。投資信託解約益や国内REIT、海外株式売却益などの減少が上半期減益決算の背景となる。据え置きの通期計画180億円に対する上半期の進捗率は66%に達しているが、通期計画は据え置きに。株主還元なども変更はなく、サプライズの乏しい決算が見切り売り圧力につながっているもよう。
アップル<2788>:488円 カ -
ストップ高買い気配。先週末に業績・配当予想の上方修正を発表している。24年12月期営業利益は従来予想の12.1億円から15.1億円、前期比37.7%増に引き上げ。海外中古車輸出事業が好調に推移しているほか、為替相場の円安効果などが背景。年間配当予想も従来計画の10円から15円にまで引き上げている。8日に第3四半期決算を発表している
が、その直後のタイミングだけにサプライズも強まる格好となっているもよう。
ミルボン<4919>:3405円(+400円)
大幅続伸。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は48.5億円で前年同期比42.1%増となり、上半期の同2.8%増から増益率は大きく拡大している。通期予想の66億円、前期比19.5%増は据え置いているものの、上振れ期待が高まる状況となってきているもよう。国内では「オージュア」や「エルジューダ」が堅調に推移し、海外については、韓国におけるヘアケア・パーマ市場の活動強化などで高い成長率を維持。在庫評価損の影響一巡も寄与。
メディカルN<3645>:330円(+1円)
続伸。15日の取引終了後にZAICOと業務提携し、歯科医院向けに『zaico for dental』の提供を開始することを発表し、好感されている。ZAICOが有するクラウド在庫管理システムを歯科業界向けに特化した『zaico for dental』として、メディカルネットグループの歯科医療従事者ネットワークを活用しながら提供する。加えて、歯科ディーラーと連携し、歯科医院の在庫管理業務に留まらず、発注業務をDX化し、より一層の効率化を実現するサービスへと改良を進めていく。
Kudan<4425>:1473円(+3円)
反発。15日の取引終了後に営業外収益の計上を発表し、好材料視されている。同社は、イギリスで技術の研究開発を行い、日本では管理業務を行い、事業開発、技術提供は世界の企業に行うグローバル体制をとっており、今回イギリス政府からの研究開発助成金の支給を受領した。これにより、研究開発活動に対する補助金収入として238,907GBP(24年11月15日時点の為替レート1GBP=198.61円換算で4,700万円)を営業外収益に計上したとしている。
データセク<3905>:1010円(+54円)
反発。15日の取引終了後に台湾Inventec社と業務提携に向けた基本合意書を締結したことを発表し、好材料視されている。Inventec社は、エレクトロニクス製造サービス(EMS)を提供している台湾有数の企業。今回の業務提携は、両社の技術、製品、リソース及びネットワークを活用し、今後も需要拡大が見込まれるAIサーバー分野における最先端のNVIDIA社製GPUを搭載したサーバーの確保、及びAIデータセンターの設営などにおける協業を目的としている。
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