投資

レンジにもトレンドにも強いFX自動発注システムが登場

(画像はマネックス証券HPより)

図表2(画像はマネックス証券HPより)

 上記図表2は、上昇トレンドのパターン。

 ドル/円が1ドル=100円のときに注文値幅2円、トレール幅1円で設定すると、1ドル=100円から2円間隔で新規注文が行われる。上昇が続く間はそのままポジションの保有を続け、高値から1円下落した時点で利益確定を行う。

 従来の自動注文システムは、一定の値幅で利益確定を実行するので1回の売買の利益は小さく回数を積み上げながら利益をのばす。しかし損切り注文は、大きな値幅で設定されるため、一度損切りにあうと、損失が大きくなってしまう。

「従来のシステムはコツコツ貯めた利益を1度の損失で失ってしまう可能性がある「コツコツドカン型」でした。それに対して『オートレール』は、損切りがコツコツ実行される代わりに利益がドカンと得られるものなのです」(前出・安藤氏)

「オートレール」では、想定した方向とは違う方向に相場が進むと、すぐに損切りが発生するので、投資家は自分の判断が誤っていたことに気づきやすい。早めに軌道修正ができ、損失が小さく抑えられる。

 勝率は低くなるが、損益金額では最終的にはプラスになりやすいという。実際に従来型の自動発注システムと「オートレール」のバックテストを外部に委託したところ、従来型は勝率が高いが最終的にマイナスになるのに対して、「オートレール」は勝率が低くても長期的にみると最終的にプラスになることが実証された。

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