自動で利益を積み重ねてくれる「自動発注システム」が人気だ。しかし、従来型のシステムは、レンジ相場またはトレンド相場のどちらかでしか効果がない、相場の動きが想定を外れると大きな損失が出やすいなどの欠点があった。
これらを克服した自動発注システムがマネックス証券から登場した。
損失は小さく利益を最大化するシステム
FXの初心者でも利益を狙いやすい「自動発注システム」。最初に1回だけ設定をしておけば、新規注文と利益確定を自動で繰り返してくれるのが特徴だ。
これまで、特にレンジ相場に強いシステムが主流だったが、レンジ相場、トレンド相場のどちらでも利益が狙え、特にトレンド相場で大きな利益拡充が狙える自動発注システムが誕生した。マネックス証券の「オートレール」だ。
開発者である同社営業本部の安藤氏は、その特徴をこう語る。
「『オートレール』は、従来の自動発注システムにはまだ見られない機能を搭載しています」
「オートレール」が従来の自動発注型システムとどう違うのか─。それを紹介する前に、「オートレール」の基本的な仕組みを紹介しよう。
「オートレール」はその名称通り、トレール注文がベースになっている。トレール注文とは、利益が出る方向に相場が動いているときには自動追従し、損失が出る方向に動いたときには、予め設定したトレール幅で即損切りをする注文方法だ。これにより、利益幅を最大化することが期待できる。
具体例で見てみよう。