冷凍庫にはピザを切らさないシニア層も
ピザを好むシニア層もいる。神奈川県の郊外に夫と2人で暮らしている60代女性・Cさんは、「冷凍庫にはピザを切らさない」と言う。
「まず、お米よりもパンのほうが食べるのが楽。ご飯を作るとなるとおかずも必要だけど、ピザなら一枚で完結しますしね。家で宅配ピザは頼んだことがありませんが、スーパーの乳製品コーナーなんかにあるチルドピザをまとめ買いして、すぐに食べないものは冷凍しています」
Cさんは、いわゆる“バブル世代”。「60代になったら、食事は自分のおばあちゃんが作っていたような煮物生活になるかと思ったけど、全然作らない」と笑う。
「職場の残業時によく宅配ピザを注文していましたし、若い頃はイタリアンレストランでもよく食べたので、馴染みがあります。自分で言うのもなんですが、今の60代って、自分の親の世代が60代だった頃とは食生活が違うことを痛感します」(Cさん)
日本人の生活に溶け込むピザ。さまざまなライフスタイルで、重宝されているようだ。(了)