通常、株式投資の収益は、個別銘柄特有の要因と株式市場全体の要因が関わっている。
たとえば、個別銘柄にプラスの要因があり、株式市場全体が上がっている時期であれば、より大きな収益が期待できる。逆に個別銘柄にプラスの要因があっても、株式市場全体が下がっていれば、収益がマイナスになることもある。
「AI日本株式オープン」は、株式市場の状況がマイナスに働くときはその影響を排除し、プラスに働くときは活用することで収益の拡大を目指す。
さらに、SMBC日興証券はAIを活用して世界の株式に投資する投信「GSグローバル・ビッグデータ投資戦略」の取り扱いを2月20日から開始した。
リスク許容度などに応じ最適ポートフォリオを構築
AIが投資家の運用希望にそったポートフォリオをアドバイスしてくれるサービスも広がっている。投資の知識がない初心者でも手軽に国際分散投資ができるのがメリットだ。
みずほ銀行が提供するのは資産運用ロボ「SMART FOLIO」。年齢や年収、金融知識などに関する7つの質問に回答すると、リスク許容度やライフプランに応じた投資信託の資産配分を提案してくれる。
提案の内容が気に入れば、そのまま購入することもできる。コストが安いのもメリットだ(デモ体験は次ページ)。