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投資

【ドル円週間見通し】日米中銀の政策消化で緩やかなドル高となるか

今週のドル円はどう動く?

今週のドル円はどう動く?

 投資情報会社・フィスコが12月23日~12月27日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は底堅い値動きか。米連邦準備制度理事会(FRB)は12月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利下げを決定。ただ、同時に発表された政策金利見通し(ドットチャート)から、来年の利下げ回数は4回から2回に減少した。米国金利の先安観は後退し、緩やかなドル高・円安の流れが続きそうだ。直近の米インフレ指標は再加速が示され、今後発表されるデータ次第では政策金利見通しを修正する可能性があろう。一方、日本銀行は12月18-19日開催の金融政策決定会合で追加利上げを見送り、1月も政策金利の据え置きが予想されている。20日発表の11月消費者物価コア指数(コアCPI)は市場予想を上回る伸びを記録したが、日銀は来年3月以降の利上げを想定しているとの見方が多い。

 なお、ドル高円安が急速に進行した場合、日本政府は懸念を示す可能性があるが、日本政府・日本銀行による為替介入がすみやかに実施されない場合、ドル・円は160円を目指す展開となる可能性がある

【米・12月CB消費者信頼感指数】(23日発表予定)
 12月23日発表の米12月CB消費者信頼感指数は113.0と、11月の111.7を上回る見通し。3カ月連続の上昇が予想されており、景況感の改善を好感したドル買い要因となりそうだ。

【植田日銀総裁講演会】(25日予定)
 植田日銀総裁は25日に経団連審議員会で講演を行う予定。金融政策について言及する可能性がある。次の利上げ時期は来年3月以降になるとの見方が強まれば、円売りが強まる可能性がある。

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