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【注目トピックス 日本株】日空調 Research Memo(6):2025年3月期は0.7%の営業増益予想だが、上振れの可能性大

*12:06JST 日空調 Research Memo(6):2025年3月期は0.7%の営業増益予想だが、上振れの可能性大
■新日本空調<1952>の今後の見通し

1. 損益予想
2025年3月期は、受注工事高130,000百万円(前期比7.9%減)、完成工事高133,000百万円(同3.9%増)、完成工事総利益19,400百万円(同3.7%増)、完成工事総利益率14.6%(前期も14.6%)、営業利益9,300百万円(同0.7%増)、経常利益9,800百万円(同0.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8,000百万円(同11.6%増)と予想している。

上半期決算が好調であったこと、手持ち工事が豊富であることから、この予想が達成される可能性は高いと思われる。むしろ、このままの予想では下半期の営業利益は単純計算で6,810百万円となり前年下半期(7,820百万円)から減益となってしまう。同社によれば、「手持ち工事は豊富であり順調に消化している」とのことなので、下半期によほど大きな工事の遅れなどが発生しなければ、現在の予想が上方修正される可能性は高いと弊社では見ている。

2. 分野別の予想
(1) 受注工事高
連結ベースでの受注工事高は130,000百万円(前期比7.9%減)を予想している。個別会社の受注高は110,000百万円(同5.3%減)を見込んでおり、内訳としては国内一般(新築)が45,000百万円(同7.3%減)、国内一般(リニューアル)が57,000百万円(同1.4%減)、原子力が8,000百万円(同18.9%減)と予想している。関係会社(国内)は9,000百万円(同11.0%)、関係会社(海外)は11,000百万円(同25.6%減)を見込んでいる。

(2) 完成工事高
連結ベースでの完成工事高は133,000百万円(前期比3.9%増)を予想している。個別会社の完成工事高は111,000百万円(同4.2%増)を見込んでおり、内訳としては国内一般(新築)が44,000百万円(同0.2%増)、国内一般(リニューアル)が59,000百万円(同7.6%増)、原子力が8,000百万円(同2.1%増)と予想されている。関係会社(国内)は9,500百万円(同0.8%増)、関係会社(海外)は12,500百万円(同4.3%増)が見込まれている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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