樹木葬のトラブルに注意
昨今は墓も葬儀と同様に簡素化が進む。
「田舎の墓を墓じまいして、都市型の永代供養墓に移す人が増えています。最近の流行は樹木葬ですが、ここでもトラブルがないわけではない。霊園や寺によっては家族で契約した人が1柱納骨が増えるごとに50万円ほどを請求されて結局高くついたり、オプションで高い墓石を勧められたといった事例があります」(同前)
これからの葬送の在り方について遠藤氏はこう話す。
「例えば直葬でも参列してはいけないわけではなく、弔問客が手を合わせに来ることは可能です。この先の葬儀や墓は場所を簡素化しつつ、ゆかりある人々の偲ぶ気持ちも大切にする心構えが必要だと思います」
※週刊ポスト2025年1月3・10日号