「席取り」のハンカチもどかされて…
順番を守らない外国人客に遭遇した人もいる。メーカー勤務の30代女性・Cさんは月1~2回の東京出張のたびに、ホテルの朝食会場でストレスを感じるようになったという。
「朝、朝食会場は混雑していて行列ができることもあるのに、外国人の観光客が集団で割り込んでくると、滅入ります。やっとのことで会場入りし、席をキープして料理を取りに行ったら、外国人に座られていたことも一度や二度ではありません。席取りのために置いておいたハンカチは普通によけられていました。ビュッフェでも横入りしてくるので、順番を守っているのが馬鹿馬鹿しく思える。外国人が多い朝食会場には、もはや秩序がありません」
こうした経験から、Cさんはホテルに宿泊しても、「朝食会場に行かないか、ビュッフェ形式ではない宿泊施設」を選択するようになったそうだ。
「自分の部屋で、購入しておいたコンビニのおにぎりやサンドイッチなどを食べるようになりました。プライベートでは、旅館のような個室で食べられるところ、朝食会場があってもビュッフェ形式ではなくメニューを選択できるようなところの方が落ち着いて食べられます」(Bさん)
ビデオ通話や配信までする人も
自国や自分の部屋のようにふるまう外国人に困惑したことがあるというのは商社勤務の40代女性・Cさん。「自由すぎて朝から疲れる」と苦笑いだ。
「セルフサービスなのに片付けない。テーブルは食べこぼしで汚れたり、持ち込んだお菓子が散乱したりしてもそのまま……。とにかく散らかす外国人もいれば、大量に頼んで大量に残すタイプの外国人もいます。
朝食会場で、スマホのビデオ通話や配信をする外国人がいた時は、正直うんざりしました。椅子の上に靴のまま上がる子供もいたし、なんなら持ち込んだバナナを食べていたりして。リビングじゃないんですけどって突っ込みそうになります」
日本の常識が通用しない一部の外国人の予想外の行動に、困惑する日本人は少なくないようだ。