*15:54JST 天昇電 Research Memo(4):2025年3月期は5.9%の営業減益予想だが、上振れの可能性も
■天昇電気工業<6776>の今後の見通し
2025年3月期通期の業績は、売上高28,500百万円(前期比5.9%増)、営業利益1,000百万円(同5.9%減)、経常利益1,000百万円(同24.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(同36.8%減)を予想しており、上半期の不振から営業利益は期初予想(1,400百万円)から下方修正された。
ただしこの予想では下半期の業績も下方修正されたことになるが、主要顧客である大手自動車メーカーの生産は下半期には通常に戻っている点を考えると、この予想は固めの予想と思われる。米国での物流事業も堅調に推移しているとのことであり、予想を下回ることはないと弊社では見ている。さらに通年の減価償却費は2,000百万円ほどの予想であることから、EBITDAは3,000百万円(前期比9.0%減)となる見込みで、注目する必要がありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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