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【注目トピックス 日本株】ニッポンインシュア Research Memo(5):主力の保証事業は順調に拡大(1)

*15:35JST ニッポンインシュア Research Memo(5):主力の保証事業は順調に拡大(1)
■業績動向

1. 2024年9月期業績の概要
2023年10月上場後、最初の事業年度となる2024年9月期の業績は、売上高3,220百万円(前期比12.0%増)、営業利益418百万円(同43.4%増)、経常利益410百万円(同40.5%増)、当期純利益280百万円(同42.3%増)と、売上高と営業利益について創業以来過去最高を更新した。2024年5月に上方修正した通期業績予想の達成率は、売上高は101.0%、営業利益は119.2%、経常利益は120.0%、当期純利益は121.3%といずれも計画を超過する好業績となった。売上面については、主力の保証事業において売上高3,013百万円(同12.7%増)を記録した。シェア拡大を図るべく対象地域拡大と新規取引先開拓を積極的に進めたことで、新規取扱店数及び契約件数が増加した。ニッポンインシュア<5843>では売上高増加に向けたKPIとして、「初回保証契約件数×初回保証料契約単価」を採用しており、初回保証契約件数は33,474件(同5.0%増)、初回保証料契約単価は46,954円(同0.7%減)と堅調に推移した。初回保証契約件数は居住用、事業用とも増加したが、特に居住用の契約獲得に注力したことで居住用が大きく伸び、初回保証料契約単価は前期比ほぼ横ばいで着地した。その他については売上高207百万円(同2.6%増)となった。ランドリーサービスやフィットネスサービスにおいて安定した事業運営を進めたことで売上を確保した。利益面では求償債権発生率が6.2%(同0.4pp上昇)となったが、要因は延滞債権増加ではなく、主に支払委託型の契約増加に伴う、費用引き落し用口座登録の不備等の一時的な事務手続きエラーである。債権管理業務においてもWeb請求やオートコール等のデジタル化を進めて業務効率化を図った結果、増益を確保した。なお営業利益率は13.0%と前期比で2.9pp改善した。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

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