岡田監督グッズは異例の売れ行きだったが、藤川新監督はどうなるか
店内には昨年11月に発売された「藤川球児監督就任フェイスタオル」(1980円)が販売されていた。阪神タイガースの公式オンラインショップのT-SHOPでは受注生産とされているレア商品のはずだが、店の入り口では「アクリルキーホルダー」(660円)とともに告知され、ワゴンに積まれ売られていた。前出のグッズの製造会社関係者は言う。
「優等生タイプの藤川監督のグッズは前任の岡田監督のように展開するのは難しいでしょうね。岡田監督の関西弁の発言をそのまま応援タオルなどにするとバカ売れしましたが、藤川監督で二匹目のドジョウとはいかないのではないか」
ファンによる応援グッズ購入は球団にとって大きな収入源となる。阪神が日本一になった2023年は岡田監督のグッズが近本、中野拓夢、大山、佐藤輝に続いて5位に食い込んだ。パインアメのコラボで「パインアレ」が発売されるなど、歴代監督のなかでも異例の現象を巻き起こした。
1月末には「新作グッズ内覧会」が行なわれる予定で、今年はどのような藤川監督グッズが並ぶかが注目される。もちろんチームが勝てば黙っていてもグッズは売れる。球団創設90年のシーズンでの優勝を目指し、藤川阪神が船出した。
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