棚の上を大きなスーツケースが占拠
新幹線のスーツケーストラブルは専用スペースだけでない。IT企業勤務の30代女性・Bさんは出張でよく新幹線を利用するが、「座席付近でも面倒なことがある」と言う。
「自分の座席の上の棚に外国人観光客がスーツケースを置いていて、私の荷物が置けなくて困ったことが何度もあります。観光客だから荷物が多くても仕方がないとは思いつつも、不公平に感じますよね。いっそ荷物の分量に応じて運賃をとってもいいのでは」
ようやく席に座っても苦難は続く。
「外国人が後ろの席で足元にスーツケースを置いていて、リクライニングを倒せないことが時々あります。最近は、新幹線に乗ることが決まると、若干憂鬱になります」(Bさん)
電車の入り口に大きなスーツケースで陣取る
新幹線以外の電車でも、スーツケース問題は起きている。メーカー勤務の50代男性・Cさんは、「せめてラッシュ時は避けてほしいところですけどね……」と語る。
「朝の通勤ラッシュの時間にも、大きなスーツケースを持った外国人観光客が結構います。1人で2つスーツケースを持った人が3席分を占領していたことも。ただでさえ混雑しているのに、たまったものではありません。
特に、電車の入り口付近に大きいスーツケースをいくつも置いている外国人観光客が厄介です。『一旦降りる』という考えがないのか、頑なに陣取っている。できれば空港やホテルまでタクシーやバスを使ってほしいのが本音です」