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【注目トピックス 市況・概況】ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ECB追加利下げも円買い抑制の可能性

*14:50JST ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ECB追加利下げも円買い抑制の可能性
■上昇、米金利低下を想定したユーロ買いも

今週のユーロ・ドルは上昇。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は「利下げペースはデータ次第だが、現段階で想定されるのは穏やかな動き」との見方を伝えたことから、リスク回避的なユーロ売りは縮小。トランプ大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)に金利引き下げを求めたことはユーロ買い・米ドル売りを促した。取引レンジ:1.0265ドル-1.0521ドル。

■伸び悩みか、ECBは利下げ継続へ

来週のユーロ・ドルは下伸び悩みか。1月28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げの見送りが予想される。一方、欧州中央銀行(ECB)は緩和継続が見込まれており、ユーロ圏経済の停滞が警戒されていることから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りはやや縮小する可能性がある。

予想レンジ:1.0300ドル-1.0550ドル

■堅調推移、ECBによる利下げペース減速を想定したユーロ買いも

今週のユーロ・円は堅調推移。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げや日本銀行による追加上げを警戒したユーロ売りで160円台前半まで下落。しかしながら、ECBによる利下げペース減速を想定したユーロ買い・円売りが次第に強まり、一時164円台まで買われる場面があった。取引レンジ:160円31銭-164円08銭。

■底堅い値動きか、ECB追加利下げも円買い抑制の可能性

来週のユーロ・円は底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)は1月30日開催の理事会で追加利下げの公算。ただ、一部経済指標の改善を受けてユーロ圏経済に対する過度な懸念は緩和されており、追加利下げを受けてユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いと予想される。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・30日:欧州中央銀行理事会(0.25ptの追加利下げの可能性)

予想レンジ:162円00銭-165円00銭

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