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【注目トピックス 経済総合】NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC、ECB理事会、加中銀金融会合、米PCE、GDP

*07:34JST NYの視点:【今週の注目イベント】FOMC、ECB理事会、加中銀金融会合、米PCE、GDP
今週は連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を予定しているほか、欧州中央銀行(ECB)は理事会、カナダ中銀は金融政策決定会合を予定している。

ECBは25ベーシスポイント(BP)の利下げを決定する公算。声明やラガルド総裁会見では、米国のトランプ政権による関税の影響などに関する発言に注目が集まる。トランプ大統領は、先週、スイス、ダボスで開催された経済フォーラムで欧州の米国に対する扱いを非難。対処が必要と主張した。一方で、ユーロ圏やドイツのPMIは予想外に改善し、利下げペースが不透明となった。

カナダ中銀も会合で、25BPの利下げが予想されている。トランプ大統領はすでに2月1日からカナダに対し25%関税を賦課すると言及しており、見通しに注目が集まる。

米国のトランプ大統領は速やかな利下げを要請したが、FRBは今回のFOMCで、新政権の政策の行方、経済やインフレへの影響を見極めるため利下げを見送る見通し。労働市場も底堅く、インフレ鈍化ペースの進行も停滞しており、数人のメンバーが利下げペースの鈍化が可能との見解を示していた。パウエル議長の会見では、3月の利下げの可能性やFRBの独立性を巡る発言に焦点が集まる。経済指標では今後の利下げ軌道を探るうえで、コア個人消費支出価格指数や国内総生産(GDP)が重要な材料になる。

■今週の主な注目イベント

●米国
27日:新築販売件数、ダラス連銀製造業活動
28日:消費者信頼感指数、耐久財受注、FHFA住宅価格指数、20都市住宅価格指数、消費者信頼感指数
28-29日:FOMC
29日:パウエルFRB議長会見、貿易収支、卸売り在庫
30日:GDP、失業保険申請件数
31日:個人所得・支出、PCE価格指数、コア個人消費支出価格指数、シカゴPMI

●日本
29日:日銀が12月会合の議事要旨公表
30日:日銀副総裁が講演
31日:失業率、東京CPI、鉱工業生産、小売売上高、PCEインフレ、ECI、個人支出、所得

●中国
27日:製造業、非清掃業PMI
28日:ビルロワドガロー仏中銀総裁が講演

●欧州
27日:IFOビジネス、ラガルドECB総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、カジミール・スロバキア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁が中銀会合で講演
30日:ECB定例理事会、消費者信頼感、失業率、GDP
31日:独CPI、失業率、ECBはインフレ予想、見通しを公表

●カナダ
29日:加中銀、金融政策決定会合

●豪州
29日:CPI

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