英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決まった6月下旬に1700ポイント台前半まで急落したが、同月末には離脱ショック前の1800ポイント半ばを回復し、堅調に推移した。
このように2016年は「マイナス金利フィーバー」が強い追い風になったが、2015年は12月18日に金融緩和の補完措置を発表した程度で、2013年、2014年、2016年のような相場を一気に持ち上げる金融政策を日銀が打たない年だった。
今年は日銀の手詰まり感が一層強まり、Jリート市場を盛り上げる金融政策を欠いた2015年の相場のように緩やかに値を下げていくイメージを私は描いている。
※マネーポスト2017年春号