まだ購入したばかりの物件もありますが、今後、稼働率が上がってくれば、年収1000万円を達成できる見込みで、実質利回り20%にもなります。
この“物置投資”の最大の特徴は、一度埋まれば長期的な安定収入になることです。アパートやマンションだと、入居者が決まればしばらく住んでくれますが、数年で退去してしまうことが多いでしょう。
特にワンルームなど単身者向けは入退去のサイクルは短くなりがちです。
しかし、物置利用者は、利用者が入れ替わるたびに短期で解約する人は減り、長期利用者だけが残っていきます。近所に競合の物置が登場し、そちらの利用料が少し割安だったとしても、わざわざ解約して収納している大量の荷物を移して乗り換えようとする人は少ないのです。
また、入退去があっても、水回りがなく、クリーニングもほとんど必要ないため、安価で済むというメリットもあります。
そして、初期投資が比較的安いのも“物置投資”の魅力です。例えば、貸しコンテナ3基を設置する標準的なケースだと、初期費用の目安は320万円程度。このなかにはコンテナ代、移設代、看板、照明、その他などほぼすべての費用が含まれます。
また、20坪の標準的なトランクルームの場合も320万円程度で始めることが可能です。期間は7~8年、長くても10年程度ですが、日本政策金融公庫で融資を受けることもできます。