2007年のサブプライム・ショックに続き、2008年のリーマン・ショックと世界同時株安に見舞われるなか、Cさんはボーナスを元手に急落時に大きく買い増す手法を繰り返しました。富裕層と同じく、「下がったら買い」という行動パターンを忠実に守ったわけです。
その結果、定年までに3000万円貯める目標を50代前半で前倒しで達成。他の富裕層同様、昨年までに売り抜けることができました。
Cさんは日々の相場に目を光らせてトレードを繰り返していたわけではないのに、想定よりも早く成功をつかみ取っています。これなら自分でも真似ができそうだと思う人もいるのではないでしょうか。
お金持ちの行動パターンを真似することで資産を殖やすことは決して夢物語ではありません。それをきちんと実行に移して守り続けることができるかどうか。そこがお金持ちに近づくための分水嶺といえるでしょう。
※マネーポスト2017年春号