*19:34JST アセンテック---西都市役所が「リモートPCアレイ」を導入
アセンテック<3565>は12日、西都市役所(宮崎県)が自治体三層分離環境下での個人番号利用事務系PCの集約を目的に、同社製品「リモートPCアレイ」を導入したことを発表した。
これまで同市役所では、インターネット接続系には仮想デスクトップを採用していたが、個人番号利用事務系とLGWAN系については、物理的に別々のノートPC2台を使用していた。その結果、業務スペースの確保が難しくなり、また物理PCの管理コストが課題となっていた。これを解決するために、LGWAN接続系のPC1台から3系統のネットワークにアクセス可能なシステムの導入を検討し、「リモートPCアレイ」が採用された。
採用の決め手となったのは、VDIと比較して約3分の2のコストで導入可能である点、多くの自治体への導入実績、物理PCと比較して故障部分が少なく安定性が高い点、サーバールームにPCを集約することでセキュリティ性が向上する点などが挙げられる。導入後の効果として、物理PCがサーバールームに集約されたことで管理コストが削減され、また業務スペースの有効活用による業務効率の向上が実現した。さらに、個人番号情報はサーバールーム内で厳重に管理され、ICカードによる二要素認証を組み合わせることで、高いセキュリティレベルを維持できる環境が整った。
「リモートPCアレイ」は、仮想デスクトップの利便性を維持しつつ、導入期間の短縮、導入コストの低減、運用の簡素化を実現する製品であり、今後も自治体をはじめとする公的機関や企業での導入が期待される。
<AK>