「投資の元手」の作りには「ポイ活」も(写真:イメージマート)
会社勤務を続けながら株式投資により33歳で「億り人」の仲間入りをした「まつのすけ」さん。40代となった現在は起業して投資を続けながら、マネー関連の情報発信に取り組んでいる。個人投資家にとって課題のひとつとなる「元手」の作り方について、まつのすけさんに話を聞いた。
投資は元手が重要。無理のない範囲で地道に元本を増やす努力
まつのすけさんが会社を退職したのは5年前。40歳直前だったという。すでに「億り人」になっていたまつのすけさんは、自分の望んでいない人事異動があり、退職を決断した。
「会社員時代、周囲は僕が投資をしているのは知っていたけど、どれぐらいの規模なのかはバレていなかった。年収を超える利益を出せた年は嬉しかったですが、堅い企業でもあったので、自慢話をすることもなかったです」(以下「」内の発言はまつのすけさん)
最初のうちは給料のなかから数万円を投資に回していたというまつのすけさんだが、投資を始めたいが“元手がない”という人には「まずはポイ活を勧めたい」という。
「キャッシュカードやスマホ払いで買い物をすると1%程度のポイントが貯まります。現金払いだと還元がないが、キャッシュレス決済をすると年100万円使えば約1万円分、200万円なら約2万円分のポイントが受け取れます。
ネット通販で買い物する時も、ポイントが貯まるクレジットカードや電子マネーを利用する。地味ではありますが、着実で有効です。10年、20年続ければ車1台分ぐらいの金額の差になる。獲得したポイントや節約できたお金を投資に利用すれば、目に見えてお金が貯まっていきます。
投資は元手が重要で、プラス20%だと元手が100万円なら20万円ですが、1000万円なら200万円となる。1億円なら2000万円。元手が多いほうが圧倒的に有利。ポイント獲得のため、大幅に余計な買い物をすると本末転倒ですが、無理のない範囲で地道に元本を増やす努力が必要です」