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【注目トピックス 市況・概況】NY株式:NYダウは890ドル安、リセッション懸念やハイテクが重し

*06:04JST NY株式:NYダウは890ドル安、リセッション懸念やハイテクが重し
米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は890.01ドル安の41911.71ドル、ナスダックは727.90ポイント安の17468.32で取引を終了した。

トランプ大統領が週末のインタビューで政策の大幅修正で経済が過渡期にあると言及し、景気後退入りも除外しなかったため警戒感に寄り付き後、下落。特にハイテクでの利益確定売りが目立ち、相場は終日軟調に推移した。終盤にかけて関税を巡る不透明性などに手仕舞い売りが一段と強まり、下げ幅を拡大し、終了。セクター別では、食品・飲料・タバコ、電気通信サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下落した。

不動産サービス会社のレッドフィン(RDFN)はテクノロジー主導の不動産会社、ロケット・カンパニーズ(RKT)が同社買収を発表し、上昇した。ロケット・カンパニーズ(RKT)は下落。缶詰めなどの食品会社、ザ・キャンベルズ・カンパニー(CPB)やシリアル製造会社のWKケロッグ(KLG)は、リセッション懸念がくすぶる中、需要が堅調に推移するとの見方に買われた。

住宅建設のレナー(LEN)は金利低下期待に上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は音声アシスタント「Siri」の機能強化が4月投入見込みの「iOS 18.4」で行われず当面延期となるとの報道やアナリストの投資判断引き下げが嫌気され、大幅安。半導体のエヌビディア(NVDA)はアナリストの目標株価引き下げで下落した。企業向けIT管理ソフトウエアメーカー、サービスナウ(NOW)は人工知能(AI)企業ムーブワークスを30億ドル近くで買収することで合意したと発表し下落。

ソフトウエアメカーのオラクル(ORCL)は取引終了後に四半期決算を発表。クラウドビジネスが低調で調整後の1株当たり利益が予想を下回り、増配発表も時間外取引で売られている。

(Horiko Capital Management LLC)

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