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【注目トピックス 日本株】アピリッツ—25年1月期増収、デジタル人材育成派遣事業・オンラインゲーム事業は売上高・利益ともに増加

*09:28JST アピリッツ---25年1月期増収、デジタル人材育成派遣事業・オンラインゲーム事業は売上高・利益ともに増加
アピリッツ <4174>は17日、2025年1月期連結決算を発表した。売上高が前期比6.9%増の90.08億円、営業利益が同69.0%減の1.85億円、経常利益が同68.9%減の1.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同88.1%減の0.45億円となった。

Webソリューション事業の売上高は前期比1.9%増の35.25億円、セグメント利益は同54.7%減の4.37億円となった。顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の業務を請け負うことによるロイヤリティループの形成、若手に責任あるポジションを経験させ開発エンジニアとしての技能の向上を図りそれをまた新たな若手に繋げていく成長スパイラルの形成から、継続的な案件受注や新規案件のタッチポイントの増加を企図している。期中に発生した大型案件の納期遅延への対応にあたり、大幅な人員投下等による同案件の不採算化、人員投下に伴うリソース不足の発生による新規案件獲得の低下が見られたが、2024年9月に収束した。その後、第4四半期においては、四半期における過去最高の売上となる大幅な業績の回復が見られたが、営業利益以下の段階損益は、業績予想の達成には至らなかった。

デジタル人材育成派遣事業の売上高は同12.6%増の21.83億円、セグメント利益は同41.1%増の1.56億円となった。同社グループでは、未経験に近い人員の採用を行い、過去から積み上げた質の高い教育を積極的に行うことで、質の高いデジタル人材を顧客に提供している。当年度においてもデジタル人材の派遣の需要は引き続き堅調に推移している。同社単体においては、2024年12月から開始したオンラインゲーム事業における大型共同運営タイトルへの人員異動等により、第3四半期以降の売上高は減少傾向にあるが、グループ会社における業績が順調に推移したことで、同社グループ全体の業績は好調なものとなった。

オンラインゲーム事業の売上高は同9.2%増の33.70億円、セグメント利益は同93.3%増の3.66億円となった。運営移管タイトルにおいては、「けものフレンズ3」及び「UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)」がいずれも2024年9月にサービス開始5周年を迎えたことを記念して周年イベントを開催し売上に貢献した。また、運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を継続して行っていることで、原価は低減傾向にある。受託開発・運営においては、他社開発ゲームの受託開発及び運営保守並びに共同運営を行ってきた。自社ゲームタイトルや運営移管タイトルの開発で獲得したノウハウを活かし、他社ゲーム開発の受注が安定的に推移した。また、2024年4月にはブシロード<7803>が提供する「新テニスの王子様RisingBeat」、2024年12月にはgumiが提供する「乃木坂的フラクタル」の運営に参画するなどを行った。自社ゲームタイトルにおいては、「ゴエティアクロス」が2024年9月にサービス開始6周年を迎えたことを記念して周年イベントを開催した。

2026年1月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比16.2%増の104.64億円、営業利益は同229.0%増の6.10億円、経常利益は同223.4%増の6.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同710.6%増の3.72億円を見込んでいる。

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