SRAホールディングス(3817)市場平均予想(単位:百万円)
企業概要
1967年創業の日本で最も歴史のあるソフトウェア会社です。SRAグループ (国内7社、海外7社)の純粋持株会社で、ITコンサルティング、システム構築、 運用サービス、製品・ソリューションを提供しています。
電力・文教(国公立大学等)・銀行の3分野を中心としたソフトウェアの受託開発で成長を遂げ、現在ではソフトウェア開発だけではなく、情報システムの構築・運用、ITコンサルティングサービスも手掛ける総合ITサービス企業として確固たるポジションを築いています。
間もなく創業50周年を迎えますが、50年の間にIT業界では目まぐるしく技術革新が起こってきました。そのような産業構造の大転換、ITソリューションの革新が起こっていく中で、常に市場ニーズに対応する製品提供をいち早く取り入れてきた「技術先進性」が強みとなっています。
具体的には、日本初となる商用UNIXの導入をはじめ、インターネットLinux、オープンソースソフトウェア(OSS)、クラウド、ワイヤレス、ビッグデータと先進技術に取り組むことでIT業界をリードしてきました。
同社はこうした先進技術を、金融・通信・電力・製造・流通等、各業界の大手企業に提供し、継続的、そして安定的に取引を行ってきました。
注目ポイント
足元の業績は好調。着実に利益率を伸ばしている点を高く評価したいです。また、クラウドサービスの拡大など市場環境が良好な中での売上成長はもちろん、今後の利益成長モデルへのシフトにも注目されます。
先進技術を取り込み、顧客基盤を増強してきた同社。今後は技術力の活用による自社IP製品の拡充が業績成長のポイントとなりそうです。
財務内容は自己資本比率が56.6%、現金等が66億1900万円、有利子負債は11億7900万円と良好。ROEも改善が進む見込みとなっています。
株価にはやや過熱感もあるところですので調整したところでの投資が考えられます。
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