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【注目トピックス 日本株】クリヤマホールディングス Research Memo(7):2024年12月期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(7)

*15:47JST クリヤマホールディングス Research Memo(7):2024年12月期決算及び中期経営計画説明会文字起こし(7)
クリヤマホールディングス<3355>

まずは事業戦略の「目指す方向性と基本戦略」についてご説明させていただきます。

産業資材事業では、持続的な成長を遂げるために、世界規模で「農機・建機・商用車市場での更なる成長」を目指してまいります。

スポーツ・建設資材事業では、国内市場において「強固な収益基盤の形成」を目指してまいります。

ホース事業について、北米では、製造・物流の両面で「北米市場での優位性を追求」するとともに、欧州・南米・オセアニアでは、エリアや分野を問わず「フロンティア領域の開拓」を目指してまいります。

それぞれの事業で、基本戦略を土台とした取り組みを推進することで、2027年 12月期に売上高1,000億円達成を目指してまいります。

「産業資材事業のトピックス」についてご説明させていただきます。

2月に発表いたしましたとおり、中長期的な事業拡大と市場競争力を強化するため、「株式会社ミトヨ」のグループ会社化を決定いたしました。

これまで以上にモノづくりの力を向上させ、産業資材事業のメーカー機能と商社機能をグローバルに発展させてまいります。
資料中段に記載のとおり、当社とミトヨ社の強みを掛け合わせ、人財の交流と人 脈の融合を進めることで、様々なシナジー効果を発揮する構想を描いております。

その結果、資料右側のとおり、産業資材事業の成長を加速度的に高め、事業におけるメーカー機能と商社機能の割合をイーブンに近いところにすることで、収益性と事業の機動性を高めてまいります。

「スポーツ・建設資材事業のトピックス」についてご説明させていただきます。

当社は、自社製品の材料支給に留まらず、工事までを包括的に対応することで競争優位性を高め、強固な収益基盤の構築を目指してまいります。

労働人口の減少による人財の需給ギャップが進む中、製品開発やデジタルツールの活用で、営業の効率化を進めてまいります。パートナー企業との協業にも注力し、施工人財を充実させ、プロジェクトの品質と効率を高めてまいります。

また、施工性を改善するため、施工管理のデジタル化を促進するとともに製品開発や工法改良に努めてまいります。

さらに、様々な施工に対応できる人財の育成に努め、機会損失の低減に取り組んでまいります。

「ホース事業のトピックス」について2ページに渡ってご説明させていただきます。

まずは「米国物流プラットフォームの進化」についてです。

当社グループの最大マーケットである北米市場は、短期的には米国新政権の取り組みにより先行きの不透明感が増しておりますが、中長期的には底堅い成長を見込んでおります。

日本の約25倍の広さを持つ米国全土をカバーする物流網の品質向上は、競争優位性を高める重要な要素であると考えております。

イリノイ州ハントリ―にある中央配送センターを主軸に支店倉庫の移転・拡張を推進することで、顧客満足度の向上、配送の効率化、保有在庫の最適化に努め、機会損失の低減に加え収益性向上を目指してまいります。

ホース事業の2つ目のトピックスは「北米における生産体制の発展」についてです。

当社は、北米でアメリカとカナダにホース工場を有しています。
今後、関税制度の見直しによりサプライチェーンのバランスが変動する可能性があります。
リスクを最小化し、チャンスを最大化するためにも柔軟な生産体制を構築することで、北米ホース事業のQCD向上を推進してまいります。

アメリカでは、樹脂ホース製造ラインを増設し、前ページでご説明した物流の取り組みと合わせることで、地産地消の体制を強化してまいります。

カナダでは、物流と組み立ての機能を新拠点へ移管することで、カナダ国内の市場開拓を加速してまいります。
加えて、既存拠点にできるスペースを製造・開発のエリアとして活用することで、樹脂ホースの競争優位性を高めてまいります。
また、必要に応じて国を跨いだ生産移管を行える体制を構築してまいります。

<MY>

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