*11:10JST 電算システムHD Research Memo(10):2025年12月期の期末配当は20.0円増配の80.0円を予定
■株主還元策
1. 配当政策
電算システムホールディングス<4072>は株主還元を経営の最重要課題の1つとして掲げ、主として配当による株主還元を行っている。配当政策については収益動向や投資計画、財務状況などを総合的に勘案したうえで、増配を基本とする。株式分割後の2013年12月期以降、毎期増配を続けており、2024年12月期は年間配当60.0円(中間配当 20.0円、期末配当 40.0円)を実施し、配当性向は前期の19.7%から34.5%に上昇した。2025年12月期についてはさらに増額し、前期比20.0円増配の80.0円(中間配当 40.0円、期末配当 40.0円)とする予定で、配当性向は33.8%となる見込みだ。同社は、今後も収益状況等のバランスを考慮したうえで株主還元に注力し、安定増配と配当水準の適正化を図る方針である。
2. 株主優待
同社は株主優待制度を導入している。同社の1単元株(100株)以上の株式を1年以上継続保有している12月末時点の株主に対し、3,000円相当の岐阜県の特産品または寄付の中から1品を選ぶ内容となっている。具体的には明方ハムセット、あゆ甘露煮、はちみつ3本セット、淡墨桜・達磨正宗熟成三年(お酒)、高山ラーメン、飛騨コシヒカリなど、6種類の特産品、または「岐阜県によるSDGsの推進」あるいは「日本赤十字社」への3,000円の寄付から選択できる。地方創生にも寄与する企業姿勢を弊社では評価している。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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