*22:10JST 【市場反応】米2月コアPCE価格指数は予想以上に加速、支出弱くドルは軟調
米商務省が発表した2月個人所得は前月比+0.8%と、1月+0.7%から伸び鈍化予想に反し、加速し昨年1月以降ほぼ1年ぶり最高となった。個人消費支出(PCE)は前月比+0.4%と、1月-0.3%からプラスに改善も予想を下回り、消費者の慎重姿勢を示した。
PCE価格指数は前月比+0.3、前年比+2.5%とそれぞれ予想通り1月の水準を維持。連邦準備制度理事会(FRB)が特にインフレ指標として注視している変動の激しい燃料や食品を除いたコアPCE価格は前月比+0.4%と、予想外に1月+0.3%から伸びが加速。前年比では+2.8%と、1月から伸びが加速、予想も上回った。
インフレは予想を上回ったが、消費が予想程回復せず米国債相場の上昇につながったと見られる。10年債利回りは4.31%まで低下した。ドル・円は150円90銭から150円55銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0765ドルから1.0791ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2923ドルから1.2952ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・2月コアPCE価格指数:前年比+2.8%(予想:前年比+2.7%、1月:+2.7%←+2.6%)
・米・2月個人所得:前月比+0.8%(予想:前月比+0.4%、1月:+0.7%←+0.9%)
・米・2月個人消費支出(PCE):前月比+0.4%(予想:前月比+0.5%、1月:-0.3%←―0.2%)
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