*07:33JST NY債券:米長期債相場は強含み、株安を意識した買いが入る
28日の米国長期債相場は強含み。米商務省がこの日発表した2月PCE価格指数は、前年比+2.5%、同コアPCE価格指数は前年比+2.8%となったが、株安を意識した安全逃避の債券買いが優勢となった。6月利下げの確率は上昇。イールドカーブはフラットニング気配。
CMEのFedWatchツールによると、28日時点で5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%となる確率は82%程度。6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.25-4.50%を下回る確率は76%程度。10年債利回りは4.358%近辺で取引を開始し、一時4.246%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.349%近辺で推移。
イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は33.90bp近辺、2-30年は71.90bp近辺で引けた。2年債利回りは3.91%(前日比:-8bp)、10年債利回りは4.25%(前日比-11bp)、30年債利回りは、4.63%(前日比:-9bp)で取引を終えた。
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