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【注目トピックス 外国株】概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油安や米関税政策などを警戒

*10:26JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油安や米関税政策などを警戒
【ブラジル】ボベスパ指数 131902.19 -0.94%
28日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.94%(1246.56ポイント)安の131902.19で引けた。日中の取引レンジは131,315.06-133,143.44となった。

終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を再び拡大させた。米株安や米通関政策への警戒感が圧迫材料となり、売りは優勢。また、通貨レアル安の進行などもブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。一方、中国の景気対策への期待感などが指数をサポートした。

【ロシア】MOEX指数 3025.65 -1.89%
28日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比1.89%(58.34ポイント)安の3025.65となった。日中の取引レンジは3,001.62-3,082.26となった。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格と通貨ルーブル安の同時進行が圧迫材料となり、ロシア株に売り圧力が強まった。また、米通貨政策や世界の貿易戦争への警戒感なども圧迫材料。一方、中国の景気対策への期待感などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 77414.92 -0.25%
28日のインドSENSEX指数は小反落。前日比191.51ポイント安(-0.25%)の77414.92、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同72.60ポイント安(-0.31%)の23519.35で取引を終えた。

売りが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。米関税政策への警戒感が引き続き警戒された。また、昨夜の欧米市場の下落もインド株の売り圧力を強めた。ほかに、国内総生産(GDP)の先行指標だといわれているインフラ産業8業種生産高の発表を控え、慎重ムードが強まった。なお、2月のインフラ産業8業種の生産高増加率は前月の5.1%(改定値)から2.9%に低下した。

【中国本土】上海総合指数 3351.31 -0.67%
28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比22.44ポイント安(-0.67%)の3351.31ポイントと反落した。

米関税政策の警戒感が強まる流れ。「トランプ減税」を巡る不確実性が世界経済を下押すと不安視されている。米政権が輸入車に高率の追加関税を課すと発表する中、欧州連合(EU)やカナダは対抗措置を示唆。それに対しトランプ米大統領は27日、EUとカナダが報復措置をとった場合、更に高率の関税で応酬すると自身が運営するSNSに投稿した。ただ、下値は限定的。中国景気の先行き楽観や、中国株マーケットの先高観が相場を下支えしている。指数は高く推移する場面もみられた。

<AK>

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