*13:11JST RSテクノ Research Memo(11):配当性向を段階的に引き上げ、持続的な配当成長を目指す
■株主還元策
RS Technologies<3445>は株主還元を重要な経営課題と認識しており、配当を通じて株主還元を行うことを基本方針としている。配当額は各事業年度の利益水準、中期経営計画の見通し、財務状況や投資計画等を総合的に判断したうえで、柔軟に実施する方針である。2024年12月期の1株当たり配当金は、前期比5.0円増配となる35.0円(配当性向9.8%)と7期連続で増配を実施した。配当性向は、特別利益を計上したことから前期比で若干低下した。水準としては高くないが、今後も成長に向けた設備投資やM&A等に継続的に資金を振り向き、利益成長による企業価値向上で株主に報いることを基本スタンスとしている。ただ、配当性向は長期的に30%程度を意識していることから、今後も業績が順調であれば段階的に水準を引き上げ、増配を継続する可能性が高いと弊社では見ている。2025年12月期の1株当たり配当金は、同5.0円増配となる40.0円(配当性向12.1%)を予定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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