*16:47JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日続落、ファーストリテとアドバンテストの2銘柄で約290円押し下げ
31日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり1銘柄、値下がり224銘柄、変わらず0銘柄となった。
先週末28日のダウ平均は715.80ドル安の41583.90ドル、ナスダックは481.04pt安の17322.99ptで取引を終了した。トランプ政権の関税を警戒した売りや、連邦準備制度理事会(FRB)が注目のPCEコア価格指数が予想以上に加速したためインフレ警戒感に売られ、寄り付き後、下落。さらに、ミシガン大消費者信頼感指数が2年ぶりの低水準に落ち込んだと同時に、期待インフレ率も上昇したためスタグフレーション懸念も強まり売りに一段と拍車をかけた。終盤にかけて下げ幅を拡大して終了した米株市場を横目に、3月31日の日経平均は前営業日比680.15円安の36440.18円と大幅に3営業日続落でスタート。その後も下げ幅を拡大し、全面安となり日経平均は1500円超の下落となった。米景気後退とインフレ再燃への懸念が意識されるなか、4月2日に相互関税の詳細が公表される予定で、個人投資家心理が悪化。リスク回避の円買いも進み、日経平均は下げ幅を縮小する動きは観測されず。大陰線を残して取引を終えた。
大引けの日経平均は前営業日比1502.77円安(-4.05%)の35617.56円となった。東証プライム市場の売買高は23億3555万株。売買代金は5兆3700億円。全業種が下落するなか、非鉄金属、その他製品、保険、石油・石炭、証券・商品先物の下げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は3%、対して値下がり銘柄は96%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテスト<6857>となり、2銘柄で日経平均を約290円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはルネサス<6723>で11.21%安、同2位はソシオネクスト<6526>で8.84%安だった。
一方、値上がり寄与はニトリHD<9843>のみとなり、1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇も前引け時点と同様、同銘柄のみで2.28%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 35617.56(-1502.77)
値上がり銘柄数 1(寄与度+5.43)
値下がり銘柄数 224(寄与度-1508.20)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9843> ニトリHD 14830 330 5.43
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 44060 -1680 -149.15
<6857> アドバンテ 6472 -536 -141.00
<8035> 東エレク 20110 -1415 -139.58
<9984> ソフトバンクG 7479 -441 -87.00
<6954> ファナック 4060 -247 -40.61
<6098> リクルートHD 7657 -385 -37.98
<9433> KDDI 2360 -83 -32.75
<4063> 信越化 4236 -171 -28.11
<6762> TDK 1546 -53.5 -26.39
<9766> コナミG 17580 -795 -26.14
<4519> 中外製薬 6799 -243 -23.97
<7974> 任天堂 10110 -725 -23.84
<6367> ダイキン工業 16140 -665 -21.87
<6988> 日東電工 2735 -113 -18.58
<7832> バンナムHD 5004 -185 -18.25
<6146> ディスコ 29895 -2735 -17.99
<9613> NTTデータG 2682 -95 -15.62
<4568> 第一三共 3511 -158 -15.59
<8766> 東京海上HD 5736 -288 -14.20
<7203> トヨタ自動車 2616 -84.5 -13.89
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