*08:43JST 押し目狙いのタイミングを見極める
3日の日本株市場は、波乱含みの相場展開のなか、押し目狙いのタイミングを見極めることになりそうだ。2日の米国市場は、NYダウが235ドル高、ナスダックは151ポイント高だった。トランプ米政権の相互関税発表を前に、売りが先行して始まった。その後はADP雇用統計が予想を上回る伸びとなったことで景気悪化懸念が和らいだほか、イーロン・マスク氏が政府効率化省(DOGE)から退く可能性が報じられ、DOGEを巡る警戒感が後退する形となり、買い戻しの流れが強まった。シカゴ日経225先物は大阪比230円高の35990円。円相場は1ドル=148円50銭台で推移している。
トランプ米大統領は2日夕、すべての国や地域を対象に一律で10%を課すことを明らかにした。相互関税として日本は24%の関税を課すとした。この発表を受けて日経225先物はナイトセッションで一気に34820円まで急落する場面もみられた。直前には36510円までリバウンドをみせていたこともあり、関税の発表に翻弄された形である。過剰な反応となり、イレギュラー的な面もあると考えられるが、グローベックスのNYダウ先物は1000ドル、ナスダック100先物は900ポイント下落して推移しており、売り一巡後の底入れを見極めることになりそうだ。
日経平均株価は先物にサヤ寄せする形から裁定解消売りなどのインデックスに絡んだ売りが集中することで、ギャップダウンから始まることになる。昨年9月安値の
35247円を割り込んでくるようだと、次のターゲットは昨年8月安値の31156円が射程に入ってくる。ボリンジャーバンドの-3σは35086円辺りまで下がってきており、まずは35000円水準での底堅さをみせてくることができるかが注目されそうだ。
物色としては内需系にシフトしやすいところであり、関税の影響を避ける狙いからゲームやアニメといった関連株へも向かいやすいだろう。また、中小型株についても押し目狙いのスタンスになりそうだ。下落要因が関税による一択であり、この影響を受けない銘柄などには、売りが波及する局面が押し目買いの好機になりやすい。また、急落後に底堅さがみられてくるようだと、次第にアク抜けを意識したスタンスに向かう可能性も考えられる。
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