*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:トランプショック継続と外部環境悪化で安値更新
4月7日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比64pt安の531pt。なお、高値は559pt、安値は524pt、日中取引高は8600枚。先週末の米国市場のダウ平均は大幅続落。雇用統計は良好だったが、中国がトランプ政権の相互関税に対抗する報復措置を発表したため貿易摩擦の深刻化懸念が台頭し、寄り付き後、下落。その後、トランプ大統領がベトナム指導者と建設的な会談を行ったと明らかにしたため一時下げ止まる局面も見られたが、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が関税によるインフレの可能性を警告、利下げを急がない姿勢を示したため再び売りに拍車がかかり続落。終盤にかけて、下げ幅を拡大し、終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比45pt安の550ptからスタートした。米トランプ大統領による
「株価下落は必要なプロセス」とコメントが伝わる中、貿易赤字脱却に執着しているとの見方から、関税撤廃の可能性が低いとの思惑が広まり、日経平均先物のサーキットブレーカーが発動し、グロース市場も下げ幅を拡大した。「トランプショック」から回復の兆しが見えない中、円高進行やVIX指数の急上昇など外部環境の悪化も投資家心理を冷やし、連日で年初来安値を更新、531ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、トライアルHD<141A>やフリー<4478>などが下落した。
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