中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

行列には並ばない他、少しお金が貯まるケチライフハック5選

【2】食材は無駄にしない
 大根や株の葉っぱ、パクチーの根、あまりにも多過ぎる豚肉や牛肉の脂分は大切に使いましょう。大根と株の葉っぱは、完全に味噌汁の具として「豆腐」や「油揚げ」「大根の千一本」「なめこ」と張ることができる強力な食材です。これを捨てるとは何事だ! 喝だ! 野菜を買った場合、通常は捨てている部分も、いかようにも利用できるんですよ。たとえば、キャベツの外側を捨てたりもしますよね。

 ただ、以前キャベツ農家から聞いたのですが、「おめぇ、キャベツの外側もその一つ内側も同じだぜ。外側も洗えば食えるよ」とのことです。とはいっても「少し色が違うじゃん!」と思うかもしれませんね。だったら、キャベツの外側は捨てずにカレーを作る時に細かく刻んで溶けるぐらいまで煮込む「ダシ」として使う、などの工夫をすればいいのです。

【3】冷凍を活用する
 刺身は「消費期限」の日の夕方になると30%オフや半額になることがあります。その時に買っておく。その日に食べてもいいし、とりあえずは冷凍してもいい。再冷凍になる場合、風味が落ちるかとも思いますが、我々は海原雄山でもなければ山岡士郎でもない。それなりにおいしければいい。980円の刺身盛り合わせが490円になっていればそれでいいではないですか。この差額の490円で天丼チェーン「てんや」の500円の天丼1杯を賄えるだけの節約になるのです。そして、冷凍したものについては、やはり風味は落ちるので、ミリンと醤油をバットに入れ、「漬け」を作ってしまえば、風味の低下感は和らぎます。それで丼を作ると案外美味なものです。

【4】少しの手間を惜しまない
 お米1合は150gに相当し、炊いた後の1合は330gほどだといいます。米を炊くのは面倒くさいものの、今どきブランド米であっても、5kgで1380円ほどで買えます。となれば、5kgの米は、33.3合に相当します。パックのご飯は100円で200g入りです。5kgの米を全部炊いた場合の量は11kgに相当します。パックご飯であれば、11kgのご飯はいくらになるか? 5500円です。なんと、ちょっとした「米を研ぐ」→「炊飯器にかける」の手間をかけるだけで、4分の1にすることができるのですね。さっさと5kgの米を皆さん、買いましょう!

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