*17:10JST 東証グロ-ス指数は大幅に9日ぶり反発、米株下落一服でひとまず急反発
東証グロース市場指数 755.03 +68.79/出来高 1億7029万株/売買代金 1212億円東証グロース市場250指数 589.17 +54.62/出来高 1億1348万株/売買代金 1063億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅に9日ぶり反発。値上がり銘柄数は589、値下がり銘柄数は18、変わらずは4。
前日7日の米株式市場でダウ平均は3日続落。米中貿易摩擦の深刻化を警戒した売りが先行。その後、トランプ大統領が90日の相互関税停止を検討しているとの話題が報じられ、株価は大幅反発したが、政府が報道を否定したため再び下落に転じる荒い展開となった。一方、半導体のエヌビディア(NVDA)などが下げ止まり、ナスダックはかろうじてプラス圏を維持した。
今日のグロ-ス市場は急反発の展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は9.32%高となった。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちの動きだったが急落が一服したことから、今日の東京市場は買い戻しや自律反発狙いの買いが先行。東証グロース市場指数は3月27日から昨日までの8営業日で20%を超す下げとなったことから、新興市場も買い優勢の展開となった。市場では、トランプ米政権による相互関税や通商政策の不透明感が継続しているが、今日はダウ平均先物が時間外取引で堅調な動きだったこともあり、新興市場はひとまず急反発場面となった。
個別では、急性腎障害等対象のTMS-008第1相臨床試験で良好な結果発表のティムス<4891>、3月の全社売上高が前年同月比2.2倍で2月の2.2倍に続き高水準となったyutori<5892>、「AI文書分析機能」と「AI炎上チェッカー」を発表した弁護士コム<6027>、第1四半期営業利益50.6%増となったジャパニアス<9558>が上げた。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やフリー<4478>が上昇。値上がり率上位には、プロパティDBK<4389>、データHR<3628>などが顔を出した。
一方、手仕舞い売りが継続したイオレ<2334>、連日の年初来安値で見切り売りが続いたBirdman<7063>、前日逆行高の反動安となったツクルバ<2978>、前日逆行高となり本日は買い手控えられたアイパートナーズ<7345>が下げた。時価総額上位銘柄では、カオナビ<4435>が下落。値下がり率上位には、アウトルック<5596>、アルー<
7043>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4389|プロパティDBK | 1559| 299| 23.73|
2| 3628|データHR | 421| 80| 23.46|
3| 3936|グローバルW | 108| 20| 22.73|
4| 340A|ジグザグ | 1610| 297| 22.62|
5| 2321|ソフトフロン | 93| 17| 22.37|
6| 269A|Sapeet | 2243| 400| 21.70|
7| 4179|ジーネクスト | 254| 44| 20.95|
8| 2934|Jフロンティア | 1737| 297| 20.63|
9| 5243|note | 1814| 310| 20.61|
10| 5240|monoAI | 241| 41| 20.50|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 2334|イオレ | 767| -63| -7.59|
2| 2978|ツクルバ | 740| -30| -3.90|
3| 7345|アイパートナーズ | 561| -19| -3.28|
4| 5596|アウトルック | 946| -29| -2.97|
5| 7063|バードマン | 174| -4| -2.25|
6| 7043|アルー | 672| -15| -2.18|
7| 5867|エスネット | 893| -17| -1.87|
8| 9331|キャスター | 900| -15| -1.64|
9| 5619|マーソ | 935| -15| -1.58|
10| 4429|リックソフト | 812| -12| -1.46|
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