*16:14JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅反発、ファーストリテや東エレクが2銘柄で約532円分押し上げ
10日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり224銘柄、値下がり1銘柄、変わらず0銘柄となった。
9日の米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は2962.86ドル高の40608.45ドル、ナスダックは1857.06ポイント高の17124.97で取引を終了した。トランプ政権が発動した大幅相互関税に対し中国が報復措置を発表したため貿易戦争激化懸念に売られ、寄り付き後、下落。その後、安値での押し目買いや売り疲れ感も見られもみ合いとなったが、心配されていた10年債入札で強い需要が見られ安心感が広がり、相場は上昇に転じた。続いて、トランプ大統領が報復措置を発表していない諸国に対し相互関税を90日間一時停止することを承認したと言及すると、脅威が後退し買戻しに拍車がかかり、相場は終盤にかけ上げ幅を拡大し、終了。
米国株の大幅反発と為替の円安推移などを材料に東京市場は買い戻し優勢でスタート。日経平均は、大型株の上昇や先物の買い戻しなどを材料に34000円台を一気に回復した。買い一巡後は、34000円半ばでのもみ合いとなったが、プライム市場の99%の銘柄が上昇する全面高の展開のまま取引を終了。なお、上昇幅は歴代2位となった。
大引けの日経平均は前日比2894.97円高(+9.13%)の34609.00円となった。東証プライム市場の売買高は27億4921万株。売買代金は5兆5949億円。全業種が上昇するなか、非鉄金属、電気機器、その他製品、機械、保険の上げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は99.1%、対して値下がり銘柄は0.4%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約308円押し上げた。同2位は東エレク<8035>となり、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、信越化<4063>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはZOZO<3092>となり1銘柄で日経平均を約1円押し下げた。
*15:00現在
日経平均株価 34609(+2894.97)
値上がり銘柄数 224(寄与度+2896.67)
値下がり銘柄数 1(寄与度-1.70)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 46480 3860 308.14
<8035> 東エレク 19665 2245 224.02
<6857> アドバンテ 5903 713 189.73
<9984> ソフトバンクG 6770 700 139.70
<6762> TDK 1388 142 70.85
<6758> ソニーG 3527 420 69.85
<4063> 信越化 4062 402 66.86
<6098> リクルートHD 7755 651 64.96
<6954> ファナック 3500 386 64.20
<4543> テルモ 2859.5 234.5 62.40
<9766> コナミG 18835 1875 62.37
<9433> KDDI 2518 140 55.88
<6988> 日東電工 2623.5 317.5 52.80
<9613> NTTデータG 2625.5 259 43.07
<7832> バンナムHD 4895 411 41.01
<7974> 任天堂 10505 1100 36.59
<4519> 中外製薬 6718 359 35.82
<6367> ダイキン工業 16345 1045 34.76
<6971> 京セラ 1621 121.5 32.33
<7203> トヨタ自動車 2543 177.5 29.52
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<3092> ZOZO 1396 -17 -1.70
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