*17:00JST 進化し続けるTEAMZ Summit:Web3とAIが交差する未来への挑戦【フィスコマーケットレポーター】
以下は、フィスコ・マーケットレポーターのソイキナタマラ(X @web3tama / 以下、タ)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
今回は、日本で人気のWeb3業界カンファレンス「TEAMZ Summit」の創設者であり代表を務める Tianyu Yang氏(以下、ヤ)に、TEAMZ誕生の背景、これまでの歩み、そして2025年に向けた挑戦について伺いました。TEAMZは、来る2025年4月16日・17日に東京・虎ノ門ヒルズにて「TEAMZ Web3・AI Summit 2025」を開催予定です。
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※2025年4月14日に執筆
タ「まず、TEAMZ Summitの立ち上げについてお聞かせください。どのようなきっかけでこのカンファレンスを始められ、これまでどのように進化してきたのでしょうか?」
ヤ「2017年、世界中から多くのCRYPTOプロジェクトが突然東京に集まり始めました。
しかし当時、日本には暗号資産やブロックチェーンに特化した本格的なサミットブランドが存在していませんでした。そこで、私たちはTEAMZ Summitを立ち上げ、日本とグローバルプロジェクトをつなぐ架け橋になることを目指しました。最初は数十名規模の小さなイベントからスタートし、次第に数百名、数千名へと拡大。現在では、日本最大級のWeb3サミットへと成長し、今年で第7回を迎えます。2025年は1万人以上の参加を見込んでおり、今後さらにスケールアップを図りながら、日本のWeb3業界をリードする存在として、より大きなインパクトを生み出していきたいと考えています。」
タ「これまでの開催を振り返って、特に印象的だった出来事や、カンファレンスの成長における転機となった瞬間があれば教えてください。」
ヤ「大きな転機は2018年、会場に寺田倉庫を選んだことでした。洗練された空間が参加者に強い印象を残し、ブランド価値を大きく高めました。また、初期には「TEAMZ Red Carpet」というドレスコード付きの演出を導入し、映画祭のような雰囲気を醸成しました。コロナ禍で一時はオンライン開催へと移行しましたが、それが逆に運営体制と国際的発信力を磨くきっかけにもなりました。2023年のオフライン復活以降、2024年までに過去最大規模の成功を収め、2025年はさらに進化した内容での開催を予定しています。」
タ「今回のTEAMZ Web3/AI Summit 2025では、過去の開催と比べてどのような新しい要素やテーマ、革新的な試みが予定されていますか?」
ヤ「2025年は、規模・質・体験のすべてをアップグレードしています。まず、前日に初となる「VIP Welcome Dinner」を開催し、登壇者や協賛企業との上質なネットワーキングを提供。芸者のパフォーマンスなど日本文化の要素も交え、特別な空間を演出します。また、展示エリアではバーやDAOブースを新設し、来場者の回遊体験を強化しました。TEAMZ展示会パスポートによりスタンプラリー形式での参加型企画も導入します。
そして今回、初めての試みとして「特別公開討論会」を導入します。登壇者には、以下のような日本の著名な政治・経済界のリーダーたちをお招きしています。
・玉木 雄一郎 氏(国民民主党代表・衆議院議員)
・平井 卓也 氏(自民党広報本部長・元デジタル大臣)
・片山 さつき 氏(参議院決算委員長)
・川崎 ひでと 氏(総務大臣政務官)
・橋下 徹 氏(元大阪府知事・元大阪市長)
・堀江 貴文 氏(実業家)
・三崎 優太 氏(起業家・インフルエンサー)
Web3業界の枠を越え、社会的影響力のあるスピーカーが集い、それぞれの視点からWeb3やAIの未来について語り合う、非常に貴重な機会となります。サイドイベント支援や協賛企業へのプレサミットサポートも拡充し、過去最大規模のアップデートを予定しています。」
タ「今回、Web3とAIという2つの分野をカンファレンスの中心テーマに据えた理由は何ですか?この2つの領域の間に、どのようなシナジーを見出しているのでしょうか?」
ヤ「AIは意思決定や自動化を支える「知性」を、Web3は情報と資産の分散的な信頼基盤を提供します。この2つを組み合わせることで、自律的で信頼性の高いエコシステムの構築が可能になると考えています。実際、AIが生成した成果物の管理やAIエージェントによるブロックチェーン上での活動など、新たなユースケースが生まれています。日本政府もこの2分野を重点施策としており、TEAMZ Summitではそれらを単なる別テーマではなく「連動する未来の中核」として提示していきます。」
タ「今回のカンファレンスを通じて、参加者や業界全体にどのような価値や影響をもたらしたいとお考えですか?」
ヤ 「急速に変化するグローバル環境の中で、業界最前線の知見を正確かつ迅速に届けることを重視しています。最新トレンド、技術、政策をリアルタイムで共有し、参加者が自社戦略を見直すヒントを得られる場を提供します。また、異業種・異領域との出会いが新たな連携や共創を生み出す場となるよう設計しています。Web3とAIを軸に、産官学民をつなぐハブとなることで、日本発のWeb3/AIイノベーションが世界へ広がる起点になることを目指しています。」
以上
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