*09:48JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり
【ブラジル】
17日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1.04%(1333.14ポイント)高の129650.03で引けた。日中の取引レンジは127,973.14-130,090.65となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、最近の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発となった。一方、欧米市場の下落が指数の足かせとなった。また、世界景気の先行き不安なども引き続き警戒された。
【ロシア】MOEX指数 2872.77 +0.26%
21日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比49.69ポイント高(+1.73%)の2922.46となった。日中の取引レンジは2872.77-2929.91となった。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料。また、中国の景気対策への期待感なども対中輸出の拡大期待を高めた。一方、原油価格の下落などが指数の足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 79408.50 +1.09%
21日のインドSENSEX指数は5営業日続伸。前日比855.30ポイント高(+1.09%)の79408.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同273.90ポイント高(+1.15%)の24125.55で取引を終えた。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日まで4日連続の買い越しとなった。また、企業業績の回復観測も支援材料。1-3月期のITや小売業界の売上高は前期から回復すると予測された。
【中国本土】上海総合指数 3291.43(+0.45%)
週明け21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.70ポイント高(+0.45%)の3291.43ポイントと小幅に反発した。
中国政府による景気支援策の期待感が相場を支える流れ。国務院の李強・首相は18日に主宰した常務会議で、雇用の安定、経済の安定、高品質な経済発展に関して議論された。今回の会議では、貿易の発展を促進するため、個別企業への支援を強化し、外資系企業による国内再投資を積極的に支持するという方針が承認されている。また、養老、生育、文化、旅行などのサービス消費を促進し、有効な投資を拡大することで、民間投資の活性化を図ることも提案された。さらに、株式市場の安定を維持し、不動産市場の健全で安定した発展を引き続き推進することも確認されている。
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