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【注目トピックス 日本株】ワコム—2025 年3月期通期連結業績予想と配当予想の修正(増配)を発表

*11:27JST ワコム---2025 年3月期通期連結業績予想と配当予想の修正(増配)を発表
ワコム<6727>は23日、2025 年3月期通期連結業績予想の修正(営業利益、経常利益の上方修正)、 特別損失の計上、および配当予想の修正(増配)を発表した。

昨日発表した同社の2025年3月期通期連結業績予想は、売上高が1,155.00 億円(2024年5月9日発表の前回予想は1,200.00億円、増減率は▲3.8%)、営業利益は100.00億円(同85.00億円、同17.6%)、経常利益は100.00億円(同85.00億円、同17.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は50.00億円(同62.00億円、同▲19.4%)となった。 売上高の下方修正は、テクノロジーソリューション事業において継続した需要増加を見込む一方で、ブランド製品事業において需要減少を見込むためとしている。営業利益は、売上高の影響に加え、販売管理費の抑制などを反映している。経常利益は、営業利益の影響を反映している。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失として主にブランド製品事業における事業構造改革の実施にともない発生した特別退職金等として新たに20.00億円を計上する見込みであるため、下方修正となった。なお、今回の業績予想の修正にあたり、想定為替レートを 1米ドル=152 円(前回公表時145円)、1ユーロ=164 円(同155円)に改定している。

また同社は、中期経営方針『Wacom Chapter 3』(対象期間:2022年3月期~2025 年3月期)において、株主還元を重要な経営課題と認識している。配当方針については、適正な財務の健全性を確保することを前提にしつつ、連結ベースの配当性向が目安である30%程度を上回る場合でも、原則安定的な1株当たりの配当額を維持し、1株当たり配当額の中長期的な増加を通じた利益還元に努めるとしている。今回、『Wacom Chapter 3』期間の終了にあたり株主の皆様のご支援にお応えするとともに、業績動向等も踏まえ総合的に勘案した結果、期末(年間)の配当予想を2円増配し1株当たり 22 円に修正するとしている。

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