<Point3>どのくらい向き合える? 投資に使える時間の確認
普段、株式投資と向き合える時間がどの位あるのか? によって投資のスタイルが変わってきます。
リアルタイムで変動する株価に対応することができる位、常時パソコンの画面を見ることができるのであればデイトレードやスイングトレードも可能になるでしょう。
反対に朝と夜、休日位しか株価をチェックすることができないのであれば、中・長期投資の方が合っているでしょう。
・1日にどれだけマーケットと向き合えるか?
・一週間のうちどれだけマーケットと向き合えるか?
又、ライフプランから運用に回せる期間はどれだけか考えることも大切になります。
・子どもが大学に進学するまでの○年間
・○年後の退職時までに
・○年後の目標達成までに
<Point4>自己責任が大前提
団塊の世代が退職する頃、日本の株式市場は活況化し、銀行では退職金の多くが投資信託か一時払いの保険商品に流れました。
しかし、その後すぐにサブプライムショック、リーマンショックと続き株価も日本経済も冷え込んでいきました。
金融機関に勧められるまま金融商品を買った人達はリスク対策をとる術も知らずにただ損失を負い、そのいら立ちを金融機関にぶつけるしかない…そのようなお客様を大勢見てきました。
そもそも、預貯金より多くのリターンを期待し元本割れリスクのある金融商品を買う時は、結果的に損失が出ても誰にも肩代わりしてもらうことはできません。
投資の世界だけではありませんが、投資をするにあたり自己責任は大原則になります。
だからこそ、損失を受け入れられる金額であることや、他人の判断ではなく、自分自身の判断が重要になってきます。
「優良銘柄と書かれていたから」「アナリストが言っていたから」といった他人の考えで投資をして損失が出ると人は「騙された」と失敗を他人の責任にしてしまい、なぜ損失がでたのか? と学ぶことができず投資の腕が上達する機会を失ってしまいます。
投資は自己責任のもとで行うものだからこそ、他人の考えは参考程度に留め、なぜこの銘柄なのか? 自分なりの考えをしっかり持つ事が大切です。
その上で損失が出たなら、学びも深まり失敗から次の成功に導くことができるようになります。
自己責任のもとでしっかりと地に足をつけた投資をするように心掛けましょう。