【その2】ロングシートで景色が見にくいことも
「『どうせ鈍行列車に乗るなら、景色を楽しみたい』『4人がけのボックスシートを確保して、あわよくば足を伸ばしてゆっくり座りたい』──そんなことを想像する方も多いはず。しかし近年、ローカル線でもロングシートを採用している路線が少なくありません。「景色が良い人気路線だと聞いたのに、乗ってみたらロングシート」とガックリすることも。ロングシートとボックスシートの車両が混在している場合もあり、そこははっきり言って“運”です」
【その3】駅弁を食べるのに勇気が必要?
「鈍行電車の旅といえば、駅弁も大きな楽しみ。駅弁フェアなどで目にする有名駅弁を現地で購入するのは、18きっぷ旅の醍醐味です。しかし【その1】と【その2】で紹介したように、座れなかったり、ロングシートだったりするケースもあります。ロングシートだった場合、駅弁をじっくり食べるのはなかなか勇気が必要になります」
【その4】すべての車両にトイレがあるわけではない
「せっかく休みを利用してのんびり鈍行列車の旅を楽しむなら、昼からビールを飲むのもこれまた一興。ビールを飲んだら当然行きたくなるのがトイレですが、すべての車両にトイレがあるわけではありません。
例えば高知県と愛媛県を結ぶJR四国の予土線は、全線を乗り通すと2時間以上かかりますが、基本的にトイレがありません。ちなみに予土線は1日6本しか走らないローカル線。『どこかで降りて用を足して、次の電車で……』ということはできません」