住まい・不動産

新築物件の不動産広告、多くが「価格未定」となっている理由

 また、どうしても4500万円までしか出せないというのであれば、予算内の物件を紹介することもできます。来場してもらうことで、顧客情報を得ることができるのです。要するに、「値段が分からないから見に来ない人」より、「値段が分からないけど見に来る人」の方が多いと考えています。

 こういったやり方には、当然のことながら批判はあるかもしれません。昨年多摩地区で、全ての部屋の価格を明示した新築マンションが売り出され、業界内で話題になりました。そのマンションは、部屋ごとに1万円単位で価格差が付いているのですが、それをすべてオープンにしたのです。

 しかしそのマンションは、売り出しから半年以上が経っていますが、いまだに私鉄車両内で広告を見かけるところをみると、まだ売り切れていないようです。価格を明らかにすれば売れるかと言えば、それはまた別の話のようです。

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