・厚さ5mmほどの厚揚げの煮たヤツを2切れ(2cm×4cm)
・業務用ツボ漬けの小鉢
・キュウリの酢の物
・ショートパスタを揚げたまるで味のついてないもの
・カブの漬物2切れ+キュウリの漬物2切れ
・小松菜を茹でたものがほんの少し
・ワカメの酢の物
おい、これと牛丼の並盛が等価かよ、エッ! と言いたくなるようなレベルではありませんか。店の言い分もわかるんですよ。「すぐに出てくるお酒を飲む時のアテとして利用してください」とね。ただ、ファミレスだろうが、ビアホールだろうが、お通しなんてものは出てこない。最初の一杯は別にアテなんてなくてもいいし、おつまみが欲しい人にすぐ対応するのであれば、「クイックメニュー」でも用意しておけばいいでしょ?
というか、お通し問題の根幹は「嫌いなものを強制的に出される」ことにあるんですよ。私、ホヤが嫌いなんですが、ホヤの酢の物出されてすぐ脇に置いてしまいましたよ……。最後まで手付かずで、すっかり干からびてしまった。他のテーブルを見ても、ホヤはけっこう残っている。もしも安い「クイックメニュー」の中から複数から選べ、最初の一杯と一緒にやってくるのであれば、それでいいではありませんか。それこそ「イカの塩辛」(300円)や「カツオの酒盗」(320円)、「ミニポテトサラダ」(250円)、「冷奴」(300円)、「落花生」(200円)、「うまい棒2本」(50円)なんかがあるのであれば問題は起こらないのです。
一部の非常識な客の尻拭いの側面も
あと、ワケが分からないのが「酒を頼むとお通しがつく」「ソフトドリンクだとお通しはつかない」というシステムです。「テーブルチャージ」や「席料」で納得する寛容な方であっても、アルコールの有無で値段が変わるのは解せないと思うのでは? しかも、酒の方が値段は高いんだから優遇しろよ、オラ! とも思うのであります。