あなたのインターネットの閲覧履歴が売買されるかもしれない──。そんな法案がアメリカで可決され、ネットユーザーたちを不安にさせている 。
オバマ政権下の連邦通信委員会は2016年10月、“インターネットサービスプロバイダ(ISP)はユーザーの同意なくブラウジングの履歴を販売してはいけない”という個人情報保護に関するルールを制定。しかし、GoogleやFacebookとったサイト運営業者はユーザーの情報を売却できるということで、共和党が不当性を指摘。政権交代後、トランプ政権が廃止を求めていた。
そして今回、そのルールを破棄する法案が、アメリカの上院と下院で可決し、あとはトランプ大統領が署名すれば法案が成立するという状態だ。そして、トランプ大統領はもちろんこの法案の推進派であり、いわばアメリカにおいてISPによるユーザーのネット閲覧履歴販売が認められるのも時間の問題という状況になっている。