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記者vs架空請求サイト一問一答 実録体験報告

──明日を過ぎるとどうなるんですか?

「30万円ですよ」

──……ちなみに支払い方法は口座振り込みですか?

「違います。利便性と匿名性を守るため、コンビニでプリペイドカードを購入してのお支払いをご案内しております。メモのご用意をよろしいですか?」

 やはり淡々と支払い方法を伝える業者。しかし、記者が“抵抗”に転じると、口調が一変する。

──僕、調べたんですけど、これってワンクリック詐欺みたいなもので、支払わなくていいんですよね?

「はあ? 調べるなりどこかに相談するなりしてもらって結構ですよ。ていうか、お客さん、何回クリックしました? ワンクリック?」

──3クリックかな……でも、クリック数は関係ないと聞いています。なにより僕は入会金については承諾していませんから。

「支払わないとどうなるかもサイトに書いています。滞納1日目には、当社の顧問弁護士から内容証明がご自宅に届きます。滞納3日目には、回収代行業者がご自宅、勤務先に伺い強制徴収。それでも払わなければ裁判です」

──こちらの住所はわからないでしょう?

「そんなの調べればすぐわかります。納得いかないというのであれば、代行業者が伺うだけですから」

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